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​東日本の旅

​2019年 9月24日〜10月24日

9月24日火

台風が過ぎて、無事出発。食パンの朝食、洗濯物を干して旅行の準備、いつものように「なつぞら」を見て、ゴミ出しし、出かける。清月でお土産の赤いサイロを買って陸別に向かう。高速で遠く大雪山に白く雪がくっきりと輝いている。陸別の道の駅でキャンプ用の枕を買う予定だったが、なかった。帯広に向かい、前に美味しかったパスタのレストランが、なんと火曜日は定休日でやっていない。残念、なんと今日車中泊する道の駅むかわのレストランも休みだったのだ!ついてない日。昨日車のテレビを見ようとしたら、受信しないので、もしかしてアンテナが調子悪いんじゃないかと、帯広でこの車を買った上嶋自動車へ寄り、テレビをつけてみたら受信するではないか。なあーんだ、電波のせいか。道の駅むかわ四季の館のレストランが休みなので、むかわの町を物色。新しい居酒屋があったのでそこで夕食を食べる。美味しかった。生ビールを2杯と串、天ぷら、シュウマイなど食べ道の駅に戻る。サラ飯を見ながら寝ることにする。夜トイレに起きると、駐車場にいっぱい車中泊らしき車が。キャンピングカーだけでも7台はとまってるし、本州ナンバーの車も多くて驚いた。

 

9月25日水

朝、隣に停車していたキャンピングカーの人と少し話す。ナンバー通り福井の人で、もう70だから、時々長期の休みをとっては、旅して回ってるらしい。車には、車体を取り囲むように道の駅のシールが貼られていた。やはり宿泊はほとんど道の駅だそうだ。むかわの道の駅に別れを告げ出発。すぐにセブンを見つけ朝食のおにぎりを食べ、苫小牧、支笏湖を通り洞爺湖へ。苫小牧では、事故った車輌が横たわっていたり、支笏湖畔の道路ではぶつかった鹿の処理をしていたりして、他山の石とする。洞爺湖で写真を撮るため降りると、自転車に荷物を積んだ女性がシャッターを押して欲しいというジェスチャーをするのでオッケーと押す。どこからか聞くとバンクーバーカナダと言っていた。自転車もカナダから運んで来たらしい。さすがにパワフルな体格だっ た。ネットで見つけたハーベスター八雲という景観のいいレストランで食事。パスタとオムライスとチキン。函館に向かう。昭和新山もなかなかいいが、函館に向かう海沿いに見えた山も良かった。函館につき、絵画堂に行くが買いたい水彩セットがなく、テーオーというデパートを教えてもらい行ってみると、気に入ったのがあったので購入。ホテルで早速描いてみた。亜由美のところに明日出す。

ホテルに近い、大門の屋台に行ってまず飲む。ビール2杯とホタテのお刺身、芋とベーコン炒め、カニのチーズなどでもうお腹一杯になってしまい、2軒目に移動。モヒートというカクテル屋さんに入る。キューバに行って修行したらしく本格的。この店も10年以上たつらしいが、ただまだこの業界ではひよっこらしい。函館は老舗が多いとのこと。ここでも2杯ほど飲んで帰ることにした。最後に強いカンパーニャとかいうカクテルを飲んだせいか、なかなか寝られなかったが、いつのまにか寝ていた。深夜怖い夢を見て、目がさめるとトモが「やめてくれ」とか大分長い寝言を言ってたらしく、本当に嫌な夢だった。楽しく旅行を始めたのに、なんであんな嫌な夢を見たのか?

 

9月26日木

ホテルパコ函館の朝風呂に入り、早々に出かけた。朝マックで済ましフェリーターミナルへ。大間行きフェリーで絵手紙を1枚を仕上げる。宛先は敦士。 

大間に着いて、海のものを出してくれる店で食事。トモは煮魚定食、オレはミックスフライ。美味かった。恐山に向かう。カーブが続く山道をしばらく行くと、硫黄の香りがして来て、いかにもらしき景色が広がる。ちょっとだけ小高い所まで登って写真を撮って引き返す。お参りして浅虫温泉にむかう。まだ夕食まで、時間があったので青森美術館に向かう。青森出身の作家棟方志功や奈良美智の作品があった。あとシャガールの大きな絵。そしてなんといってもあおもり犬。浅虫まで戻って、駅前食堂でビンビールとラーメンチャーハンギョウザを食べて、早めに寝ることにする。ちょっと国道に近く駐車してしまったので、少しうるさいが、深夜はそれほどでもなかった

 

9月27日金

浅虫温泉を出発。朝はコンビニのおにぎり。岩手県に入り、前の津波で被害のあった所に防波堤ができていた。龍泉洞に向かい、山道を走る。鍾乳洞は寒く深かった。時間があったので、盛岡に寄る。啄木と賢治にゆかりのある喫茶店でコーヒー。道の駅雫石あねっこで温泉に入り、食事。もう早々に寝ることにする。 

 

9月28日土

道の駅雫石朝から案内室のような所で2枚絵手紙を仕上げ、乳頭温泉に向かう。途中、川沿いの道でオスジカに出くわす。乳頭温泉はもっとひなびた温泉を想像していたのだが、期待はずれ。角館に向かい、江戸時代の武家屋敷という大黒家を見学。道の駅象潟に向かう。時間があったので、なすの滝を見に行くが、草木で滝がきちんと見れなくて残念。今日の見学地はイマイチだった。2時からJリーグとワールドカップラグビーを見る。道の駅の温泉に浸かりながら、アイルランドに勝利する瞬間を見た。今日も早く寝る。 

9月29日 日

道の駅象潟の待合室のようなところで絵手紙を1枚仕上げ、朝食は昨日道の駅で買ったりんごとバナナを食べ出発。まず、酒田のコインランドリーで洗濯。9時を過ぎたので土門拳記念館に行く。なにか表彰式があるので、一般客は無料だった。受賞する人やら偉そうな人がいっぱいいた。新潟に向かい、古町にある水島新司マンガストリートに行く。あぶさんを撮り損ねたが、6人写す。近くのsugarという喫茶店でお茶して、この日泊まる道の駅朝日に向かう。夕食はシメにいくら丼、こっちでははらみ丼 というらしい。どぶろくを飲んでみる。不味いが効く。 

9月30日 月 

新潟の道の駅朝日を出発。朝食はいつものようにコンビニ。日本海側の海辺の道路をまた山形県の方へ北上。最上川川下りのためだ。途中、絵になりそうな景色を写真に写す。この辺りでは、塩を製造しているらしく、その看板やら道具が散見する。昨日は天気がイマイチだったが今日はなかなかいい天気。9月の終わりにしてはちょっと暑いぐらいだったが。船着場に少し早く着いてしまったので、串団子など食べて待つ。川下りは、他にも船いっぱいになるくらいお客さんがいて、船頭さんの口慣れた軽快な話術で、笑いを取りつつ船は進む。対岸の木々は全くの手付かずの原生林だそうだ。最後に白糸の滝を見て終わり。滝が木々で隠れてちょっと残念だが、なんとか見れた。昼は道の駅でそばを食う。昨日は風呂に入らなかったので、今日は銀山温泉でお風呂に入る。銀山温泉は観光ガイドにある通りちょっと古い街並みが素敵な温泉街だった。町外れの共同銭湯のような小さな温泉に浸かり、写真をたくさん撮る。お風呂で八王子の人に会う。北海道からだと言うと、北見ナンバーを見たろ言って驚いていた。風呂上がりに伊豆という喫茶店で休憩した。そして今日車中泊する道の駅おがちに向かう。ここは、秋田県の山間にあり、小野小町の生誕地だということだそうです。明日の朝食用にももを一つ買った。石井から連絡があり瀬戸での計画を決めた。石井の家に近い新瀬戸駅の近くのビジネスホテルを予約し、近くの居酒屋あたりで飲むことにした。夕食は道の駅のレストラン。月曜ということもあり、ほとんど客がいない。ほとんど貸切状態。いつものように生ビールを飲み、今日はカツカレーとピザ。今日も早めに寝る。 

10月1日火

早朝、待合室で2枚絵手紙を仕上げる。昨日買ったモモとコンビニの朝食をすませ、花巻に向かう。宮沢賢治記念館など見て回り、童話館では、ちょうど雪わたりのアニメをやっていたので見る。最後のセリフ「大人になっても忘れないだろうか?」みたいなのがあって、そんなセリフあったかな?と調べてみたら、やはりなかった。お兄さん達が迎えに来ていた。という文章で終わっていた。山猫軒で昼食をとり、まだ時間がたっぷりあるので、東日本震災の陸前高田へ向かう。復興の途中らしき景色が見られた。道の駅はたいそう賑わいお客さんであふれていた。奇跡の一本松を見てきた。帰り道、かなり道を間違えて遠回りしたが、なんとか花巻温泉紅葉館に着き温泉に入り、バイキング夕食を食べる。なかなか美味しかった。

10月2日水

紅葉館で朝食を済ませ、台風の影響で天気が悪くなりそうなので、予定を早めて松島観光船に乗る。令和元年記念で1000円と安くなっている。船から島々を写真に撮った。船から降りて近くのレストランで昼食をとり、平泉に戻る。中尊寺は金色堂まで登った。道の駅平泉はもうレストランが閉まっていたので、奥州方面に車を飛ばし、和風レストランで夕食。早めに寝る。 

10月3日木

朝、道の駅で3枚絵手紙を仕上げる。道の駅の店長に話しかけられる。朝食は道の駅。石ノ森章太郎記念館があることを知り、訪問。実家も見学。昼は仙台のガスト。宮城県美術館で企画展をみる。印象派以前から、印象派、フォーヴィズム、キュビズム、シュールレアリズムと時代ごとに並べられていた。1番気に入ったのはモネ、やはり色が美しい。それとマグリットが1枚あり、塗り方など観察する。女性のヌードの型のようなものが突き立ててあり、下にはカツラ?枠で囲まれている。枠の塗り方はキャンバスの地が見えるぐらいなのだが、バックの白い山はこってり塗られていた。また、石巻に戻り道の駅のお風呂に入る。サウナに入ると、地元の人が喋っているが、東北弁で少しもわからない。お前も悪よのうというのが聞こえて、電力会社の賄賂の事件について話しているのがわかった。夕食も道の駅で済ませ、今日も早々に寝る。 

 

10月4日金

今朝も道の駅で絵手紙を1枚仕上げ、朝食は昨日買ったりんごとバナナ。石巻のコインランドリーで洗濯。伊達の郷という福島の道の駅を目指す。昼食を道の駅伊達の郷で済ませ、ピザと釜飯美味かった。福島美術館にはベンシャーン があり、常設展を見る。他にもモネや福島出身の画家の絵がたくさんあった。米沢は上杉博物館に寄り、歴史の勉強。為せば成る為さねばならぬ何事もならぬは、人の為さぬなりけりと言った上杉鷹山という人のお話江戸時代の立派な藩主上杉?の業績をシアターで見る。米沢の道の駅で米沢牛を食べるつもりだったが、レストランが閉まっていたので、代わりにカルビ丼とすき焼き丼を食べる。今日も道の駅で車中泊。台風の影響で雨。明日は晴れてほしい。 

10月5日土

今朝も絵手紙を1枚仕上げ白糸の滝おたかさんに送る。米沢から猪苗代湖に向かう。天気が悪く、山の景色はイマイチだった。野口英世記念館に寄り野口英世の生い立ちや、その後の活躍など学習。結構、趣味の多かった人らしく、野口英世の描いた油絵も飾られていた。故郷を立つ時、柱に刻んだという言葉が素晴らしく、志し達成までこの地を踏まないという決意で旅立ったようだ。すごいなあ。本人に似せたロボットがいて、楽しかった。運転中、小関君から電話があり、11日に会うことにする。喜多方ラーメンをお昼に食べ、大内宿に向かう。天気が良くなってきた。大内宿は何しろお客さんが多く驚いた。店の人にいつからこのような観光地になったか聞いてみると、30年ほど前に始まったようで、当時はまだこんなにお店はなかったが、マスコミの影響もあり、どんどん増えていったようだ。このような景色雰囲気を現代の人がもとめているということか?今日泊まるのは道の駅きらら289福島県。これから温泉に入って夕食を食べ寝る。多分、W杯ラグビーをテレビかラジオで観戦する予定。

10月6日 日

道の駅きららから、宇都宮に向かい、宇都宮美術館に立ち寄る。トモは眠いというので車で待たせて、一人で美術館に行く。企画展などやっていなかったので、常設展は閑散としていた。自分一人のための展示。ここで見たかったのは、マグリットだけだったので、「大家族」というタイトルのハトが海面に飛び立つ様子(といっても鳥の表面は青空と白い雲といった突飛な図柄なのだが)。その絵の前でじっくりと観察。色、タッチ、輪郭線の取り方、絵の具の状態、ともかく画集では見られない部分を観察。色の塗り方はやはr職人技とも言える技だった。少し美術館にある画集など見て、昼は宇都宮といえば餃子を食べに、ネットで調べた店に行き餃子を食べた。まあ、美味しかったが、特別のこともなく、まあ美味しかった。日光に向かいまずは華厳の滝を見るために山道のカーブを登っていったが、深い霧のためにほとんど滝は見えなかった。東照宮はすごい人で、建物は確かに煌びやかで素晴らしかったが、階段が多く、また、トモが筋肉痛になってしまう。日光道の駅の近くの居酒屋を探し、飲みに行く。いつものように生ビールと今日は日本酒を熱燗で2本飲んだ。店に懐かしい曲ばかり流れて嬉しい。 

 

10月7日 (月)

コンビニの朝飯と昨日買ったブドウを食べ、道の駅日光を出発。朝から天気が良く、昨日は霧で見えなかった華厳の滝を見るために、もう一度山を登った。リベンジ成功!見事に華厳の滝が眼前にすごい迫力で落ちていた。写真をとり、伊香保の竹久夢二美術館に向かう。入場料がなかなかのものだったが、100年も前のオルゴールやピアノの演奏を聴かせてもらったり、伊香保と夢二のつながりを記したビデオを見たり、当時のアンティーク品の展示館では解説してくれたりしたので、まあ満足だった。やはり、夢二のデザイン性には感嘆せざるおえない。もう、お昼なので、美術館の横にある蕎麦屋で昼食。今日泊まる草津温泉を目指す。草津温泉はやはり日本一の温泉街とも言える風情だった。中央にある湯畑と呼ばれる源泉からのお湯が流れる板でできた筒状の畑が湯気をあげて、いかにも温泉街といったたたずまいである。旅館の入口が分からず、電話で聞いてやっと辿り着いた。絵手紙を2枚仕上げ、風呂に入り、夕食を部屋でとる。豚のすき焼きや、鰻と椎茸の焼き物、細々と色々出たが、まあ流石にどれもこれも美味しく、満足だった。クライマックスシリーズを見ながら寝る。阪神が勝つ。

 

10月8日火

草津温泉の朝食は食べきれないほど多く、少し残す。朝、草津温泉湯畑の絵手紙を仕上げ出発。草津から軽井沢に向かう。軽井沢にあるコインランドリーで洗濯。その間に旧軽井沢の方へ様子を見に行った。木々の間にオシャレな家や店が見えて、さぞやセレブな人達の別荘か何かなんだろうな。銀座通りはすごい人で火曜日とは思えない。ジョンレノンがよく宿泊したという万世ホテルまで行ってみる。もう一度コインランドリーに戻り、乾いた洗濯物を取り入れて、ピザとパスタの店で昼を食べる。銀座通りを少し歩く。トイレが有料?わおっt!結局何も買わず、見て回った。道を間違えつつなんとか世界遺産の富岡製糸場に到着。ちょうど3時で、解説してもらえるというので、行ってみると、手慣れた感じで解説するオジさんが饒舌に喋っている。レンガ造りの建築様式のことや、製糸工業の方法や機械の説明、招かれた外国人や働いていた女工さんのこと、当時の日本のことなど詳しく話してくれて、とっても参考になった。今回の旅行で、このような解説を受ける観光地がいくつかあったが、どこも良い解説だった。満足して富岡製糸工場を去る。今日泊まる道の駅よしおか温泉という群馬県前橋ちょっと北に向かう時に、高木先生から電話があり、飲み会のお誘いだったが、旅行中なのでお断りした。今日もお風呂に入リ、生ビールと焼きそばトモは蕎麦とうどんの相乗りザルで夕食を食べ寝る。台風のせいか?夜はすごい風だった。

10月9日水

道の駅よしおかの朝、駐車場にまた富士山ナンバーの軽のキャンピングカーが止まっているので、持ち主らしき人に話しかけてみる。その形とそっくりの富士山ナンバーだったので、東北の道の駅にもいましたよね。と問うと、いなかったという。昨日、富士からここへ来たらしい。ということは、東北のあの富士山ナンバーの軽は、別に車?ちょっと驚いたが、相手の方もいろんな所をキャンピングカーで回っているらしく、特にお城巡りをしているとのことだった。一昨日買ったブドウと近くのコンビニのオニギリで朝食を済ませて、今日の目的地、青梅と川越に向かう。都会は高速を使った方がいいかなと思い、高速に乗る。途中ずいぶん渋滞していると思ったら追突事故があったらしい。自分も気をつけよう。青梅には赤塚不二夫会館を見学。記念にシールなどを買う。モーレツア太郎の原画が展示されていた。また高速に乗って川越へ。思いの外観光客が多くてびっくり。釜飯とつくね定食で昼食。トモの職場へのお土産を買い、かなり歩きまわって、最後に喫茶店でコーヒーを飲む。古い町並みも一杯写真に写す。東松山のヒロちゃんの家をナビで探し、久しぶりにヒロちゃんと静さんに会う。静さんの木彫をいっぱい見せてもらい、もうこれは売り物になるなあという技術である。ヒロちゃんは、今年だいぶ膝やら腰やら痛めたらしく、やっと復活して草取りなど出来るようになったらしい。夕方、司君とお嫁さんが到着。もう5年も経つのか結婚して、、初めてお会いする。なぜ、卒業後出会ったか?など聞いてみる。年賀状がもと?司君が震災の消息確認などの目的もあって年賀状を出したのが元でまた会おうかとなったらしい。その後、結婚式の写真を見たり、司君と海外旅行やITのことなど話し、お別れした。亜由美に結婚お祝いをいただいた。あれっ?司君の時、うちからお祝いあげてたっけ?ちょっと困った。明日は司君達は仕事なので、申し訳ない。自分達も床についた。4時ごろ目が覚めてしまいこの日記を書く。今日は赤坂大東京なので、運転のためにも寝ておこう。台風が近づいて心配だ。亜由美からも連絡ないし、、。

 

10月10日木

朝早くから目覚めてしまい、静さんと少し喋る。海外旅行のことなど聞く。朝食を済ませて、磯部家の庭にある植物など見たりして(ハイビスカスなど)、赤坂目指して出発。高速に乗って意気揚々と出発したのはいいが、途中で曲がり角を間違えて、高速から降りて下の道を行くことにする。おかげで、武道館や東京ドームなども見ながら行く。ホテルに車を預けて昼食は中華料理。マーボ豆腐とチャーハンなどビールも飲む。平日なので会社員がお昼を食べに混雑していた。六本木ヒルズまで結構歩き、ようやく到着。エレベーターで一気に52階まで、あっという間だった。細野晴臣展は、本人の手書きの漫画などあって面白かった。52階からの景色を写真に収め降りる。疲れたのでタクシーでホテルに戻り少し休む。ホテルで出合う人は外人ばかり。夕方、近くの居酒屋一休という店を見つけ、夕食。お刺身カキフライ煮魚など食べる。台風が近づいて、明日は雨、明後日亜由美の横浜に行く時に、台風直撃のようだ。大丈夫かな?夜やっと亜由美から連絡があり、繋がった。

 

10月11日金

赤坂のホテルで昨日買ったおにぎりで朝食を済ませて、台風の影響で天気も悪いので、ゆっくり出掛ける。目指すは上野の森美術館。今日からゴッホ展ということを雑誌で知り見に行くことにする。初日だから混むだろうなぁと思っていたが、それほどでもない。ただ、売店には長蛇の列ができていて、グッズを買うのを諦めたが、トモが並ぼうと言うので買うことにする。ゴッホの絵は40点ほどあり、当時ゴッホに影響を与えた作家の絵も並んでいた。ゴッホの絵は初期の農民などを描いた暗い色調の絵がまず並び、今回のポスターにも使われている糸杉の絵が後半に飾られている。やはり、麦畑の絵の前では、しばらくじっと見つめていた。色の塗り方タッチ塗り重ねなど。ゴッホの場合、特に1890年(亡くなった年)に近づくにつれ、精神の異常もあってか?作品の出来にムラがあるように感じる。手を抜いてるんじゃないか?と思えるような雑な感じ?いやもしかしたら急いで描きあげようとしていたのか?ともかく、その雑とも言えるようなまた大胆な筆致の表現が、糸杉のうねるような葉っぱや、空の月などに使われ、月など形が狂っているのに、逆に効果的な表現として受けとられるのだ。これは、今回見たゴッホの作品の何点かに見受けられたように思う。今回の自画像は色は好きだが、あまりにもあっさり描きすぎな気がする。ゴッホは何枚も自画像を描いているが、完成度がまちまちだ。自分は水色を基調としたバックが白っぽくて例のゴッホっぽいうねりのタッチのある自画像が一番好きだ。今回のゴッホ展に戻り、糸杉の絵と匹敵する気に入った絵が、白いバラの絵。今回の旅行で新宿の東郷青児美術館にあるゴッホのひまわりを見てみたかったのだが、美術館が展示物入れ替えのためにお休みで見ることができなかったのだが、もしかしてひまわりに匹敵するほどの魅力がこの絵にはあった。ゴッホ展を見終えると昼だったので、アメ横で昼食、少しブラついて老眼鏡を買う。早めに谷中に向かい、カフェで時間を潰し、早めのチェックイン。少しHanareで休憩。小関君が準備してくれた日暮里駅の近くの居酒屋で6時に集合。小関君、奥さん、塚さん、奥さん、大塚君、トモと俺七人で楽しい時間を過ごす。中学時代のギャグがおかしくて大笑いした。まだみんな働いているとのこと。まあ自分も来年には復帰しないとならないのだが、、。大塚君がすっかり釣りもキャンプもしていないと聞き驚く。北海道に来てねと話し駅で別れた。明日台風でなければ、もう少し遅くまで飲んでいたと思うが、なにしろ明日亜由美の横浜まで行かなければならない。ちょうど台風に向かっていく形だ。まあ、楽しいことは、もうちょっとあればいいな、ぐらいの時で終わるのがいいのかもしれない。とにかく楽しい時間をありがとう。そして、また会おう!

 

10月12日土

朝、台風の情報をチェック、朝ご飯まで時間があり、日記をつけていた。谷中のゲストハウスのような宿の朝食は美味しかった。台風の影響で雨が激しくなりつつある東京の道路を横浜に向かう。都内の道路はかえって空いていて非常に走りやすかった。午前中には横浜の裕介君と亜由美の住むマンションに到着した。朝から掃除していたようだ。洗濯や風呂に入って、昼はパスタ作ると亜由美が言ってたけど、結局パスタの材料が一人分しかなかったようで(とほほ)雨の中裕介君にセブンまで買い物に行ってもらうことになった。夕食は、亜由美が用意し、まあ無事横浜での1日を終えることができた。台風の情報は箱根関東東北にまで及び、ヒロちゃんの東松山も川の反乱を報じている。明日の朝、電話して確認してみよう。それからこれから行く箱根が心配だし、各地こんな被害に遭ってる中、気楽な旅を続けていいものやら?明日の被害情報を見て判断する。

 

10月13日 日

今日も早く目が覚めてしまい、トイレに行く時他の人にうるさかっただろうなぁ。まず、裕介君の作ってくれたパンにハチミツとチーズをつけた食パンの朝食。駐車場の入れた時間が迫っているの で、急いで駐車場に行くと500円。よかった~、もう少しで2日分になるところだった。横浜どこ行く?去年鎌倉行ったし、横浜ハーバーも敦士と会った時に行ったし、そうだ、金沢文庫近いってことは、小田さんの実家小田薬局があるはず。おー45分で行ける!行ってみたら休み、日曜日は休みなのかな?それとも昨日の台風のせいか?ともかく写真だけトモに写してもらい、三浦半島の先端まで行ってみた。おー~!富士山だ!またテンション上がる。葉山とか逗子を通って、戻る。亜由美達はバドミントンに行ったらしく(後で聞いたらカラオケにも行ってたらしいが)いないので駐車場でクライマックスシリーズをダ・ゾーンで見ながら待つ。夕食は駅の近くの居酒屋で最後の晩餐。裕介君のことを根掘り葉掘り聞いてみた。今でもテニスをやっているらしく明日も試合があるそうだ。食事も済ませてマンションに戻り、テレビでWカップラグビーを見る。日本の勝利。まあともかく裕介君と亜由美が仲良くやっているらしく安心した。さあ明日は台風被害の多かった箱根、ともかく行ってみる。もう寝るぜよ。敦士に電話連絡したが音沙汰なく、今回は会うことを断念することにする。

 

10月14日 月曜

朝、亜由美達とパン朝食を済ませ、小雨の中箱根を目指す。台風でかなり被害が出ているのではないかと心配される中、平塚、二宮など山川方夫の小説に出てくる地名を通り過ぎてゆく。昼食は小田原。ファミレス。後で気づいたが、高速が渋滞だったり、通行止めになっていたりしたため、下の道路も渋滞でノロノロ運転だった。だから、かなり遅く御殿場近くの道の駅ふじおやまに到着。晴れていれば富士山が綺麗に見えるはずなのだが、全く見えず、近くのあしがら温泉にも富士山のぞき窓というのが温泉の入り口に用意してあるのだが、全く用を果たさず佇んでいた。露天風呂では、地元の爺さん達が国の行政の災害への対応の悪さを嘆いていた。まだ時間が早かったが、なにしろ天気が悪くてはどうしようもなく、道の駅で夕食を済ませ今日も早く寝る。

 

10月15日火

朝から小雨が降り、天気予報によると山梨は晴れそうなので、まずは今日車中泊する道の駅すばしりに向かう。次にこの前そのために読んだ太宰治の小説「富嶽百景」の舞台になった天下茶屋をナビに従って行ってみたのだが、そこにない。仕方なく山梨へ。山梨といえばブドウブドウといえばワインとなり、サントリーのワイナリーがあるというので、訪問してみた。トモが試飲し、豊橋にお土産に1本買っていく。富士五湖のひとつ精進湖畔にあったドライブインで昼食。そばとピザ。ぐるっと富士山の周りを1周してみたが、曇っていて影も形も見えなかった。仕方がないので、予定していたベルナールビュフェ美術館に行く。お客さんが少ない、ほぼ貸し切り状態。じっくりと見ることができた。あの独特な絵のタッチ、強調された輪郭線や多過ぎるともとれる線がとても心地よく、ほとんど色を感じさせないような抑えた色使いが、一層ビュフェの詩情を浮き立たせているように思う。しかし、なぜあのような絵に魅力を感じるのだろうか?また道の駅すばしりに戻り、夕食はここ。もう少ししたら食事して車中泊だ。昨日の天気予報では、明日は晴れる予報だったのに、今日チェックしたら曇りに変わっていて、気分がダウンしている。今回も富士山が見れないのだろうか、とほほ。

 

 

10月16日水

道の駅須走は、富士山に1番近い道の駅のふれ込みなのに、朝から小雨で全く富士山が見れない。コンビニで朝食を済ませ、箱根に向かう。ポーラ美術館で印象派などの絵と現代作家がコラボする企画の展示を見る。いきなりマグリットで嬉しい。他にもマネモネドガなど有名の作家の絵が並び、ダリの細かい表現に驚く。ピカソも多く、なかなか充実していた。次に彫刻の森美術館も見る。公園にロダン、ヘンリームーアとかマイヨールなど有名作家の作品が、そこかしこに並べられていた。公園内にピカソ館もあった。昼食を箱根峠で食べるつもりだったのだが、台風の被害で通行止めがあり、引き返して麓のパスタ屋で昼食。そこも大きな窓があって、天気さえよければ、富士山が見えたのだろう。河口湖のニューセンチュリーホテルに泊まる。夕食まで時間があったので、白糸の滝を描く。食事は全部食べられないほどだった。

 

 

 

10月17日 木

ホテルの朝食を食べて、近くのコインランドリーで洗濯。その間に北原美術館というところで昔のブリキのおもちゃなど見学。天気は悪いが、太宰治の富嶽百景の舞台となった天下茶屋に行く。2階の富士が見える部屋を見せてもらう。河口湖に戻りダヤンの作者の美術館に立ち寄るが、店員が見当たらず、すぐ出発。富嶽風穴というところにも立ち寄り、最後は富士山世界遺産センターにも立ち寄る。富士山の雄大な姿をスクリーンで見る。そこからも富士山の眺めが、、、。今日は道の駅富士川楽座に車中泊。明日も雨みたい。夕方車内で天下茶屋を1枚仕上げる。明日は藤枝に寄る。

 

 

10月18日 金

なぜか?夜トモがなぜか石チャンと不倫する夢を見る。俺はずっと信じていたのに裏切られたような気がして悔しくて、ちっきしょー!っと思う。どうしてそんな夢?不思議。

道を間違えながら藤枝に着き、まずはお墓参り。近くのスーパーで花を買い親父の墓にいける。こっちから3つ目の墓だと思ったら8つ目だった。しばらく藤枝のノスタルジーに浸る。ふーん、まず東高に行く、グランドが芝になっていてびっくり。後で人工芝だったことを、茂樹さんから聞いてちょっとがっかりだが。次に高校時代の友人、鈴木茂樹氏の家を捜す。やはり変わっていてこの辺だったかな?茂樹さんの家、なんだかグルグル回りようやく見つける。瀬戸川の方に向かい、土手を走って行く。やっぱり懐かしく、写真を撮る。自分が小学生から高校まで住んでいた家ももうないのだが、ちょっと確認してみる。自分の家は隣の酒井さんの親族に買い取られたのであろう。表札が酒井となっていた。左隣の阿井さんご夫婦はご健在のようだった。やはり表札が阿井さんご夫婦の名前のままだった。夕方まで時間がるので大井川の上流にある道の駅の温泉にゆき風呂に入る。ラーメンを食べる。大井川を下り景色がいいので写真を撮りながら掛川の道の駅に行く。本当はここで車中泊の予定だったが、茂樹さんが寝る部屋用意してくれていたので、(まあ飲みたいし)一宿させてもらうことにした。それにしても時間があるので、掛川城に寄り天守閣を見る。小さなお城にしては、攻め込まれない造りになっていたらしく感心する。この後どうしようかな?と思っていたら、そういえば浜岡砂丘に行ってみよう。と携帯を見たら茂樹氏からの着信、すぐ折り返しの電話をし、藤枝に向かう。茂樹氏はオレの

今回の日本一周の旅に不賛成だったので、快く受け入れてくれない気がしてちょっと立ち寄るだけにしようと思っていたのだが、なんだか久しぶりに掃除をしてくれたらしく結局泊まることになる。彼の家は居間が障子の戸で囲まれていて洒落た造りになっていた。しかも、彼の家に入ってからも掃除している様子には感謝だが、チャンと掃除しとけよ普段からって思ったが、自分も独り身だったら同じかな?藤枝の駅前の居酒屋で飲み、ラーメン屋に誘われて食って、タクシーで帰って来た。その後いつものようにダラダラ飲んだが、やっぱり映画の話やら開高の話やらジャズの話で嬉しくてつい飲みすぎる。早めに寝たつもりが朝早く目覚めてしまい、この日記をつける。

(そうだった昨日話した映画はグリーンブックだった。間違えてグリーンマイルって言っちゃった。今朝茂樹氏に話しておこう。)

 

10月19日 土

 鈴木茂樹氏とガストで朝食をとり、焼津の市場へお土産を買いに行く。海辺の市場、結局お茶を買い、昼食をイタリアンレストラン西郷くんと会う。見た瞬間西郷くんと分からず、自分の思っていた人は別の人だった。会って話し出して、ようやく高校時代の西郷くんが蘇って来た。あー~そうだ、結構話もしたことのある、如才ない人だったことを思い出すことができた。名前で思い出せなかったことは申し訳ない気持ちだ。二人と別れ豊橋に向かう。豊橋について、たけちゃんの写した花の写真を見せてもらう。いい趣味だなあ。

豊橋のたけちゃんとみいちゃんは、いつも自分に優しく接してくれるのでついつい言いたいことをベラベラ喋ってしまう。敦士に会えなかったことは、自分に非があるんじゃないか?敦士が自分を嫌な兄と思っているんじゃないか?ということを話すと、たけちゃんは、きっぱりそれは違うと言ってくれた。少し気が楽になったが、本当だろうか?ちょうど小田さんの番組があり、録画してもらう。

 

10月20日 日

山崎宅2日目、ちょうどお祭りで豊橋美術館の駐車場が空いてないというので、船で豊川を渡り歩いて行くことになる。 美術館では、豊橋近辺の画家の絵がいっぱい飾られていた。もう筋肉痛なので吉田城は見るだけにして、また歩いて帰る。(その晩、トモ足つる)夕食は豪華な牛の焼肉。

ワールドカップラグビー南アフリカに敗戦試合を見つつ、ギターを持って来てみいちゃんやたけちゃんと歌うつもりだったが、やはり時代のギャップと拙いギター技術が露呈してしまった。

10月21日 月

山崎家で美味しい朝食をいただき、お弁当まで作ってもらい犬山城へ。筋肉痛のため登っている途中トモが冷や汗をかくほど痛がっているので、休み休みゆく。 からくり記念館とお城ミュージアムを見学し、観光案内所でみいちゃんのつくってくれたお弁当を美味しく食べる。とにかく足が痛いので早めに新瀬戸ステーションホテルに向かい休むことにした。

石井夫妻と居酒屋で飲み、ホテルで2次会と思ったが、宿泊者以外部屋に入れることは禁止されているらしく、タクシーで石井宅に移動して旧交を深めるギター🎸石井と一緒に歌を歌い楽しい一晩とする。眠れぬ夜はともこさんとさとこちゃんも聴いてくれて、気分がハイになったが、まずまずの出来だったと思う。石井とはモン8の曲を歌い気分上々!

10月22日 火

新美南吉記念館はちょうどこの日は、天皇即位の儀式のため休日となっていた。しかも入場無料だった。いつものように記念の品を売店で選び、リトルワールドへ行くことにする。リトルワールドは盛り沢山で、いろいろな国の住居などが立ち並び、ちょうど催し物をやっていて、多分中南米のバンドがマシュケナダを演奏し、カーニバルの綺麗な衣装を纏った美女たちが踊っていた。ここも相当広く、チョイスして早めに切り上げる。

道の駅志野は瀬戸物を大量に並べられていて、安い湯飲みやら焼き物のパーツを売っていたので工作用に買って来た。夕食を道の駅で済ませて早く寝る。

 

 

10月23日 水

午前中、明治村に行く。リトルワールドもそうだったが、入場料が高く、広い。まず帝国ホテルを見学。これは全部見切れないし、足が痛いのでバスを利用して見て回ることにした。その後

よりみち温泉に浸かり名古屋フェリー埠頭に向かった。夕食はビールとカレーで済ます。

夜ギターとキーボードサックスなどのライブがあったのでワインを飲みながら聴いた。日本シリーズは4連勝でソフトバンクが優勝を決めた。

10月24日 木

 

太平洋上朝はモーニングセットを食べ、午前中絵手紙を3枚仕上げる。FBに旅行記のまとめをアップ。今日で61歳。

10月25日 金

苫小牧フェリー埠頭に到着、一路北見へ。27日は三輪小の学芸会なので、そのために着て行くジャケットを買いにユニクロに行くつもりだ。

 

今回お世話になった、磯部家、山崎家には国稀のお酒、鈴木茂樹氏には牡蠣、石井にも国稀を送ろうと思っている。それから石井には昔家族で動物園に行った時のビデオを再録して送ろうと思っている。そうそう写真もみんなにお礼の手紙をつけて送ろうと思う。

 

そして最後に、この旅行の相棒である橋本朋子さんに感謝の意を書き留めて東日本旅行記を終えたいと思う。

朋子はん、ほんまこと、この長い旅につきあっちゅうくれて、ありがとうぜよ‼️

 

11月から3月の個展に向け、この旅行の油絵を描く。さあ、何枚描けるか?

 

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